本日お届けするテーマは、
「社長は専門家になってはいけない。」
です。
君子は器ならず。
これは論語に書かれた言葉である。
意訳すると、以下の通り。
器とは道具。
人に例えるなら「専門能力」のようなもの。
つまり、君子は専門能力を持ってはいけないということ。
なぜ?
君子は専門能力を磨くことに時間を使っている暇はない。
専門家を適材適所に配置し、統率することが仕事だからである。
これは経営者でも同じ。
自らが時間をかけて専門能力を高めるのではなく、専門能力の高い人が活躍できるように配慮することが仕事である。
商品開発、マーケティング、営業、経理、税理士、弁護士、社労士など。
大局観を持ち、偏らず、囚われることなく、チームをひとまとめにすることが、社長の仕事だと心得よう。