まずなんとしても経済の独立をせよ。(本多静六)

経済的自由を得る、あるいは、人生を幸福にするための必読書として、当塾では『私の財産告白(本多静六著、実業之日本社文庫)』を強く勧めてきた。

本多静六のいいところは、「普通の人」「凡人の人」でも億万長者になれる方法を説いているところである。

通常、巷に出回る成功本の大半は「特殊ケース」である。「たまたま」その人だからうまくいった方法ばかりである。その方法に再現性はほぼない。

まあ珍しいから本になり、ベストセラーになるわけだ。

ところが、本多静六は違う。凡人でも億万長者になることができる至極まっとうな方法を説いているのだ。

これなら再現性がある。凡人でも取り組みやすい。

が、しかし弱点がある。

「地味」なのだ。当たり前のことばかりが書かれている。

だからこそ、人はそれを「軽視」する。マネしない。やろうとしない。

「はあ、よかった!」で終わる。いや、よかったとさえ思わない。

なぜ?

人は「ドラマ」とか「ロマン」とか「刺激」を求めるので。

あるいは「奇跡」や「逆転劇」を求める。

そんなことはなかなか起きないし、再現性がないことも考えない・・・。

だから、本多静六の説いている内容を実践する人は少ない。

本多静六がこんなにもオススメであるにも関わらず・・・。

 

さて、そんな本多静六は本書で次のように言っている。

「いわゆる世俗的な成功の第一義は、まずなんとしても、経済生活の独立にある。」

要するに、「まず、なんとしてでも金持ちになれ!」ということである。

きれい事など言うな。

ライフワークバランスなんて言葉に惑わされるな。

清貧を美徳とするな。

とにかく、まず「お金持ちになれ」ということ。

人生の目標がない?ゴールがない?

そんな時は、まずは「お金持ち」を目指せば良い。

お金持ちになれば、選択肢が増え、見る世界が変わり、新しいゴールややりたいことが見えてくるようになる。

お金持ちにならなければ、そういった新しい道筋や選択肢が見えないのである。

じゃあ、どうやって?

答えは・・・

本多静六の財産告白を読んで確認して欲しい。

何度も読んで、血肉にしてほしい。

真面目にやった希少な人だけが果実を得る。