あなたは今、「競争に勝つ」ために勉強していませんか?
例えば、マーケティングや経営の勉強など。
ライバルに打ち勝とうとか、ライバルを蹴落とすために勉強していませんか?
あるいは、投資でも同様です。
ライバルや他人を打ち負かすために勉強するなど。
また、これはお金儲けに限りません。趣味でも同様です。
ライバルや他社に勝つために勉強をしていませんか?
そのままだと、パフォーマンスが落ちるのはもちろんのこと、精神は疲弊してしてしまいます。
今、とても良い本を読んでいます。
『ゆっくり学ぶ(岸見一郎著、集英社、2022)』です。
本書で感銘を受けた部分を一つ引用します。
問題は、学ぶことを競争と結びつけると、とにかく、結果を出しさえすればいい、そのためには他の人との競争に勝たなければならないし、競争に打ち勝って結果を出すためにはどんな手段を使ってもいいとまで考えてしまうことです。
岸見一郎氏は、著書で、競争のために学ぶと疲弊してしまうと警鐘を鳴らしています。
そうではなく、ただ、ただ学ぶことを楽しむことを推奨しています。
私自身もこれに同意します。
ビジネスや投資の勉強も、他人を打ち負かそうと考えて勉強するより、己を磨くために勉強するとか、他者と協力し、社会をよくするために考えて勉強する方が、はるかに伸びるのです。
これはお金儲けに限らず、趣味などの勉強も同様です。
さて、あなたは「競争」に勝つために勉強をしていませんか?
参考にしてみてください。