こんにちは。
創伝塾運営の木村です。
先日、創伝塾9月の勉強会が開催されました。
今月の、課題図書はこちら『世界は贈与でできている』(近内悠太・NewsPicksパブリッシング)
著者の近内氏の言う「贈与」とは、信頼関係や助け合いのように、お金で買うこともできず、そして見ることもできない付加価値のようなものです。
赤ん坊が、親から無償の愛を受けて成長するように、ギブアンドテイク・等価交換ではこの世界は成り立たないと著者は言います。
言われてみれば、世界が完全に等価交換だけで成り立っていたら、今の自分も、この便利な世の中もきっとなかったはずです。
日々の当たり前の生活も実は、気づけていないだけでたくさんの人達の「贈与」の上に成り立っています。
作野塾長は、創伝塾とは別に経営顧問サービスを提供されています。
その中で、クライアント企業の経営者に対して行っているコーチングの理想形はまさに「贈与」だとおっしゃっていました。
クライアントが何か、良いアイディアを思いついたり、素晴らしい成果を出したとしてもそれは、決してコーチの助言のおかげではなく、全てクライアントが自分で力で成し遂げたことと思ってもらうようなコーチングが理想的だとのことです。
コーチングの目的は様々ですが、目的の一つにゴール達成のために相手の自信や自尊心を高めることがあります。
そのためには、「コーチのおかげで目標達成できました!」よりも「こんなすごい成果を出す自分すごい!」と思ってもらう方が良いからです。
なので、結局良いコーチは、感謝してもらうことが少なくなってしまうが、それが理想のコーチング像だとおっしゃっていました。
作野塾長のコーチングのように、たくさんの人の「贈与」を受けたおかげで、今の自分いると考えると自然と感謝の気持ちが湧く勉強会となりました。
以下は参加者の方の感想です。
8月は、『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』 (近内悠太・NewsPicksパブリッシング) が課題図書です。
来月もよろしくお願い致します。