戯言ブログ

戯言ブログ

社長は「専門家」になってはいけない。

本日お届けするテーマは、 「社長は専門家になってはいけない。」 です。 君子は器ならず。 これは論語に書かれた言葉である。 意訳すると、以下の通り。 器とは道具。 人に例えるなら「専門能力」のようなもの。 つまり、君子は専門能力...
戯言ブログ

楽しんでいる人には敵わない。

本日のテーマは、 「楽しんでいる人には敵わない」 です。 これを知る者はこれを好む者にしかず。 これを好む者はこれを楽しむ者にしかず。 これは論語に書かれた言葉である。 意訳すると、学問を知っている人より、好んでいる人が結局は勝つ。 ...
戯言ブログ

経営者は舟。従業員は水。

本日お届けするテーマは、 『経営者は舟、従業員は水。』 です。 中国古典「荀子」には、 「君は舟なり、庶人は水なり。」 という句がある。 意訳すると、以下の通り。 君主は舟で民衆は水の関係。 水に浮いている舟が転覆するか安定する...
戯言ブログ

毎朝毎夕「死」を意識すると「自由」になれる。

『毎朝毎夕、改めては死に改めては死に、常住死身になりて居る時は、武道に自由を得、一生越度(おちど)なく、家職を仕果たすべきなり。』 これは『葉隠』に書かれた言葉である。 意訳すると、以下の通り。 「毎朝毎夕に「死」を考えると、一瞬一瞬が...
戯言ブログ

才能という剣は諸刃の剣。

本日のテーマはこちら。 『才は剣のごとし』 これは佐藤一斎『言志四録(録64)』に書かれた言葉である。 意訳すると、 「才能は剣のようなもの。良く使えば、身を守る強力な武器になるが、他人を攻撃するために使えば、悪い武器になる」 と...
戯言ブログ

社長が何もしなくても伸びるのが良い会社。(貞観政要)

先月、私が主催する「若手経営者のための教養塾」である創伝塾で『貞観政要』をテーマに取り上げました。 貞観政要とは中国「唐」王朝が約300年続いた礎となる政治の知恵。リーダーの教養書です。日本では徳川家康や北条政子、明治天皇などがそれに学ん...
戯言ブログ

書を残して楽しもう。

古の賢者、志を当時に得ざれば、書を著して自ら楽しみ、かつこれを後に遺しき。 (佐藤一斎『言志四録』耋231) 昔の賢者は、その時代において、活躍する場があまりなかった場合はどうしたか? 書を残すことで人生を楽しんだとのこと。 これは起...
戯言ブログ

社員が活躍できないのは社長の責任。

「濁水もまた水なり。一たび澄めば清水と為る。 客気もまた気なり。一たび転ずれば正気と為る。 逐客(ちっかく)の工夫は、ただ是れ克己のみ。ただ是れ復礼のみ。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一七条に書かれた言葉である。 意訳する...
戯言ブログ

人々の心理を知る努力をしなければ経営はできない。

先日、若手経営者や起業家向けに勉強会を行った。 以前から道場生には「今までの時代は『破天荒』が経営者のアピールポイントになったが、これからの時代は『謙虚さ』などを表現した王道経営をしていかなければ極度なバッシングを受けるなど、まずいことが...
戯言ブログ

儲け続けたければ門構えを大げさに飾らない。

「門面を装うことなかれ。」とは、佐藤一斎『言志四録』の言志後録第一一八条に書かれた言葉である。 どのような意味か?簡単に説明すると、「門構えを大げさに飾るな」ということ。 これは商売でも全く同様で「門構え」を飾ることは多々のデメリットが...
戯言ブログ

利益を増やすより、損失を減らす方が簡単。

「財を賑わすは租を免ずるにしかず。利を興すは害を除くにしかず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の『晩録』第一三一条に書かれた言葉です。 現代語訳は以下の通り。 「国民の財産を豊かにするには税金を減らすことである。利益を増やすより損失を減ら...
戯言ブログ

無能の知と無知の能。

「無能の知は、是れ瞑想にして、無知の能は是れ妄動なり。 学者宜しく仮景を認めて、以て真景となすことなかるべし。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志耋録第一一条に書かれた言葉である。 訳文は以下の通り。 「実行なくして、ただ知るだけで...
戯言ブログ

志は大きく、着手は小さく。

学者は、志大にして、工夫は則ち皆小ならんことを要す。 小は事においては始と為り、物においては機と為る。 易に云う「復は小にして物をわきまう」とは、是れなり。 これは佐藤一斎『言志四録』の言志耊録第二七条に書かれた言葉である。 意訳する...
戯言ブログ

慎みのある経営者はうまくいく。

「過は不敬に生ず。 よく敬すれば則ち過自ずからすくなし、もしあるいは過たば則ち宜しく速やかに之を改むべし。 速やかに之を改むるもまた敬なり。 顔子の過をふたたびせざる、子路の過を聞くを喜ぶがごときは、敬に非ざるをなきなり。」 これは佐...
戯言ブログ

「誰」が言ったかより「何」を言ったかが大事。

「実言は、すうじょうのろうといえども、以て物を動かすに足る。 虚言は、能弁の士といえども、人を感ずるに足らず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第一七七に書かれた言葉である。 意訳すると、真実の言葉は木こりなどの身分の低い言葉で...