創伝塾 塾生の比嘉です。
『数学的決断の技術 やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法 (小島寛之著、朝日新書)』
少し遅くなりましたが、11月の勉強会の振り返りをしたいと思います。
今回は数学的決断の技術、というテーマの本を課題図書とし、みんなで学びを深めました。
私自身、数学的決断、または期待値・確率論などの本は今まで何冊も読んだことがあります。
今回、ファシリテーターをやらせていただく上で、改めて「数学的決断」について何度も反芻して考えることができたことは私にとって大きな学び・成長につながったと思います。
今回、特に深めたのが
「なぜ数学的決断が必要なのか?」
ということでした。
それに対し、私なりに2つの答えを出しました。
【1.数字で考えると、決断力・行動力が増す】
何かチャレンジするとき、投資をするときなど、
そのリターンや期待値、ダウンサイドリスク(最悪の想定)ができると圧倒的に決断・行動がしやすいです。
私自身、起業するときに「怖くなかったか?」と聞かれることがありますが、
起業前に自分のビジネスをかなり具体的に数値化できていたので、
勇気は必要であったものの、起業に踏み切れました。
投資をする際も何億円もの借金をすることになりますが、
それでも数字で考えることで、「期待値は高く、ダウンサイドリスクも受け入れ可能」と数値化できたものは決断できました。
「なんとなく」ではなく、数字で考えることで、客観的には大きな決断であっても、勇気をもって決めることができてきました。
【2.数字で考えると、効果的な努力ができる】
自分の出したい成果に対して、それを要請している要素を数値化することで、自分がどう努力するべきなのかが見えてきます。
良くビジネスでいわれるのが
新規客 × リピート率 × 売上単価
という数式がありますが、上記のような数式を自分のビジネスにカスタマイズできるとものすごい考えるのが楽になります。
その数式に対して、各数値の目標値を設定し、行動を検証していくと、いま、何がボトルネックで、どこに力を入れるべきなのかが見えてきます。
そうすると、「正しい努力」「効果的な努力」が圧倒的にしやすくなります。
上記のようなことを言語化できただけでも、私としては今回の勉強会に大きな価値を感じました。
またそのことをシェアさせて頂き、最後には
「より数学的決断の精度を高めるために何をするか?」
を決断してもらい、勉強会を終えました。
きっと人生にとってポジティブな決断をしてもらえたと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。