【2021年10月勉強会報告】『武田勝頼』から学ぶ衰退する組織と繁栄する組織

こんにちは。

創伝塾運営の木村です。

先日10月の勉強会が開催されました。

今月のテーマはおそらく経営者を対象とした勉強会では日本初ではないかと思われます。

今月のテーマは「武田勝頼」です。

武田勝頼って誰だ?と私も最初なりましたが、勝頼は武田信玄の息子にあたる人物です。

戦国最強と言われた信玄が病死した後、信玄に勝るとも劣らない戦の強さと、才覚で一気に名を馳せます。

しかし、結果的に武田家を滅亡に導いたのも勝頼です。

なぜ優秀なリーダーがいたにも関わらず武田家は衰退していったのか?

そこに我々経営者も学ぶことがあるはず、というのが作野塾長が武田勝頼をテーマにされた理由です。

課題図書は横山光輝先生が書く漫画版『武田勝頼 (講談社漫画文庫、著:横山光輝, 原著:新田 次郎)』です。

 

武田家を滅亡させたという結果がありきでのディスカッションだったのもあり、全体的に勝頼には批判的な参加者が多かったように思います。

参加者から多く出た意見としては、武田家伝統の合議制が敗北を生んだのではないかというものです。

信玄の時代から武田家は、宿老達の合議制で重要な事項決断していくのが伝統でした。

合議制にはもちろんメリットもあります。

しかし、武田家が衰退の一途をたどる緊急事態には優秀な一人の人間が責任をもって迅速に決断をしていった方が良かったのではないか?というのがディスカッションの中であがった意見です。

経営においても、きちんとメンバーの意見を聞きながらすすめるべきこともありますが、必ずしもベストな結論が出るわけではありません。例えば、勝負のかかった状況では、総合的な判断ができるリーダーが自身で決断をしたほうがよいこともあります。

また、武田軍は過去の勝率の高さ故に、戦えば勝てるという盲信に陥っていた。それ故、倍の軍勢はある織田徳川連合軍に無理な戦を仕掛けてしまったのではないか、というような意見もでました。

個人的にも過去の成功にとらわれてしまう経験はこれまで何度もあったように思います。

ポジティブに行動していくことも大事ですが、その裏で「勝つべくして勝つ」ための準備を謙虚にすすめることを大事にしたいということを改めて思い出せた勉強会でした。

以下、参加者の感想です。

来月もよろしくお願いします!

執筆者

株式会社プロモーションウェッジ代表。作野塾長が創伝塾の前身として運営していたイキビジ大学の入学をきっかけに起業。現在はweb・マーケティング事業を営みながら創伝塾の運営に携わる。

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