【2020年8月勉強会報告】『座右の世阿弥』(齋藤孝 光文社新書)

こんにちは。

創伝塾運営の木村です。

2020年8月28日は、創伝塾勉強会でした。

課題図書はこちら。

『座右の世阿弥』
齋藤孝 光文社新書

歴史の授業で一度は聞いたことがある世阿弥の『風姿花伝』。

今回はその入門書、『座右の世阿弥』がテーマです。

世阿弥は室町時代に、「能」の起源である「申楽」を大成させた人物として有名です。

生涯、芸能の分野に生きた世阿弥から、我々、経営者は何を学べばよいのか?

それは、ずばり、「上達の秘訣」というように作野塾長はおっしゃいます。

今回は、世阿弥からどんな物事にも通じる上達の秘訣・本質を学ぶためディスカッションが行われました。

『風姿花伝』には日本人なら誰もが知っているような格言がたくさん登場します。

最も有名なのは、「初心忘るべからず」でしょうか。

作野塾長の解釈として話されていたこととして、

「新しいことにはどんどんチャレンジして、初心者の頃の、不器用・不格好・うまくできないという気持ちはどんどん体験したほうがいい。」
「そのおかげで、教育するときなどにも初心者のきもちがわかる」
「初心者の不格好な気持ちを忘れないことで慢心しない」
「初心者のときは新しいことどんどん知るので本当に楽しいこと。これを味わい尽くすことができる人は、チャレンジを楽しめるので幸せ」

というような話は非常に印象に残りました。

私事ですが、約15年のブランクがある趣味でヴァイオリンを再開して毎日全然できない初心者の気持ちを味わっています。

その感覚が、自分のセミナー事業やwebの仕事にも間違いなく生きているので実感が湧きました。

以下は勉強会の感想の一部です。

来月の勉強会は9/28(月)17:30からです。

テーマは山岡鉄舟『剣禅話』を予定しています。

よろしくお願い致します。

 

執筆者

株式会社プロモーションウェッジ代表。作野塾長が創伝塾の前身として運営していたイキビジ大学の入学をきっかけに起業。現在はweb・マーケティング事業を営みながら創伝塾の運営に携わる。

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