「ない」から「ある」。「ある」から「ない」。

最近、おなかの調子が悪かった。

おそらく食べ過ぎが原因かと思われる。

なので、最近は自然と少食になっている。

朝に果物など少し食べて、昼過ぎにランチを食べ、夜は食べないというのが基本パターン。

そこで、気づいたことがある。

1回1回の食事がめっちゃくちゃ美味しく感じるのだ。

ハンパなくうまい。感動もの。

今までは、どんなに美味しい食事を食べても、もちろん美味しくは感じるのだが「感動する!」というまではなかなか至らなかった。

 

ところが、例えば、さっき食べた定食屋の「コク旨なす肉味噌」。

これがべらぼうに美味しく感じたのだ。

代金は1万とか2万円とかするわけではない。

1,280円の一般的なランチの価格である。

にもかかわらず、めちゃくちゃ美味しく感じたのだ。

これは、おそらく、普段の食事の回数や量を減らしたからだと思われる。

だからこそ、1回1回の食事が貴重。

ありがたくいただこうとする。

一口一口丁寧に食べようとする。

おなかも空いているので、より一層おいしく感じるのである。

 

おもしろいねえ。

食事の数や量が減ったから、美味しさがあった。

つまり、「ない」からこそ「ある」。

逆をいえば「ある」からこそ「ない」。

ここに「この世」のカラクリが隠されてる気がするねえ。