最近、「IRON HEART」というお店に行って、ジーンズを買いました。
アイアンハートといえば、特徴的なのが「21オンスデニム」といって、とにかく重くて厚くて固いジーンズです。
なぜ重い?固い?厚い?
というと、元々はバイカー用に「丈夫さ」を追求したことが主な理由のようです。
バイクに何度も跨がれば、股あたりがよく擦れます。
また、万一転んだりした時などは、厚い衣類は身を守る効果もあります。
なので、固くて、厚くて、重いジーンズが出来上がったわけです。
これが我々バイカーたちからは重宝されていて、人気があります。
私もようやくIRONHEARTの「21オンスデニム」デビューしました。
21オンスデニムってどのぐらいの重さ?固さ?厚さ?
というと、比較になりそうなのが代表的デニムのリーバイスのジーンズでしょうか。リーバイスの場合、ざっくりですが14オンスぐらいのようです。もちろん製品にもよります。
デニム市場では、通常、12オンス未満のデニムをライトオンス、12オンスから16オンスのデニムをミッドウェイト、16オンス以上をヘビーウェイトと区分けされるのが一般的のようです。
ということは、「21オンス」というのは超ヘヴィーウェイトになりますね。
で、履き心地はどうか?
というと、これが病みつきになります(笑)。
最初は、固くて重くて分厚くて、なんだこれは!?と思ったのですが、これが何とも言えない心地よさにつながります。
まず「履いている!」感がしっかりあります。
歴史をさかのぼれば、男というのはいつの時代も戦わざるを得なかった。そのために、「固い鎧」や「甲冑」などを着用してきたわけです。薄手の生地では戦にはなんとなく心細い。
もうこういうDNAが刻み込まれているのだと思います。良くも悪くも。
なので、アイアンハートの21オンスデニムが、妙に無意識の心地よさをくすぐるのです(笑)。
IRONHEARTデニムを履くと、脳内から快感物質が出ているのがよくわかります。常に履いていたい、そんな感じです。
小さい頃は、野球部だったのですが、ペラペラのグローブより、買ったばかりの「固いグローブ」が妙に新鮮で心地良かった。それに近いかもしれません。
そして、使い込むごとに「自分の形」になっていくのも、愛着や親近感が湧いて心地良くなっていきました。デニムもそうなる予感がして今から楽しみです。
ピアノとかでも、鍵盤を押した時に軽い感じがするより、グランドピアノでちょっと重みを感じる方が「弾いている感がある」ような、そんな感覚にも似ています。
ということで、固くて、厚くて、重いデニム、人生を豊かにするためにもオススメです(笑)。