強制的に「無」になる趣味があると、人生の幸福度が増します。
例えば、私は大型バイクに乗っています。乗っているのはハーレーダビッドソンのIRON883という車種です。
バイクを運転した後は、とても心地がいいのです。
なぜ心地がいいのか?
というと、バイクに乗っている間は、ほぼ「無」の状態になるからです。

無というか「フロー」と言った方がいいかもしれません。
私が乗っているハーレー883はマニュアル車なため、「両手両足」を駆使して運転します。
当然、「スマホを見る」といったことはできません。
音楽を聴くことや、電話で会話をすることもできません。できなくはないですが、音楽を聴きながらとかだと、運転がおろそかになり、大変危険です。
だから、「バイクを操作する」以外のことは、ほぼやりません。
そうするとどうなるか?
無というか「フロー状態」になるんですね。
これがとても心地がいい。
もちろん、「瞑想」やほかの趣味でも同様な状態は作ることができます。が、瞑想していても、スマホが気になったら手に取ることができてしまいますし、宅配のピンポンが鳴ったり、なかなか集中して瞑想することが難儀だったりします。
また、対戦型のスポーツや趣味など、「他人とする趣味」などは、相手のことが「気」になったり、「言葉」が入ってきたりして、なかなかフローには入りにくいデメリットがあります。
ところが、バイクの運転は、半ば「強制的」にあらゆる誘惑をシャットアウトできます。基本「おひとり」で運転することになりますし。
ちなみに、自動車の運転の場合は、ナビだったり、音楽を聴くなどが容易にできますから、同様のフロー状態を感じにくいです。
バイクの運転後は、妙な心地よさを感じます。
なかなかこれは言葉では言い表せない快感です。
人生において、この「妙な心地よさ」は、精神の回復を促すような気がします。幸福度が増すのです。たとえ、たった10分ぐらいの運転だとしてもです。
この手の「半ば強制的にフロー状態になる趣味」を持つことは、ゴキゲン状態を保つためにもお勧めです。
また、30代の頃、約5年、オーシャンスイムという「海の遠泳レース」を趣味にしていたこともありました。水泳もプールでは、スマホもいじらず、音楽も聞かず、会話もせず、ただひたすら「泳ぐ」ので、「フロー」に入りやすい趣味でした。海でのレース中だとさすがにフローを超えて、恐怖心もあったりしましたが・・・。
ほか、私はあまりやりませんが、最近流行っている「サウナ」なども同様の効果があるのかもしれません。
ということで、人生の幸福度を増すためには、「半ば強制的にフローに入る趣味」を持つことは極めてオススメです。